03 tokyo calling

ほぼ音楽blog

がく氏に衝撃を与えたアルバム #24

 

 

 当時はMen At Workのおかげで注目はされやすくはなっていた

 

レコード会社もちょっくら本気モードで売る気になっていた

 

ナイルロジャースを先行シングルのみに起用

 

既に来日も果たしており日本を気に入ったのか、なにかとPVには日本が出てくる

 

ゆうか、アルバムからのセカンドシングル、PVは日本で制作された


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INXS/The Swing (1984)

 

シングル、アルバムのチャートアクションでは、そこそこな結果

レコード会社はもうちょい期待はしていたのかもしれない

 

個人的に彼らとは今作が最初だったのだが

それ以前と比べると巧みに制作されてると随所に感じさせる

 

この後のアルバムにはクリストーマスを起用し、意図的な粗削りさを出し

またブレイクしたまたその後になるKickにおいては、曲作りにおいて60年代ヴォーカルグループさながらのテイストをMTV時代へぶつけてきた

 

 

ここで書こうとしているThe Swingは大ブレイクなるKickの二枚前にあたるアルバムなので隠れぎみではあるのだが

素質の開花とでも言おうかもっともっと評価されなくてはいけないアルバムである

 

攻めているようでかなり落ち着いた楽曲が多い

んで、演奏もミックスも、いたってシンプル

なんだけど、けっして80'sな音ではないんだよね

 

こういうのはライヴでの表現力が問われる

 

ライヴに力を入れているはずのINXSがあえてそんな域へ新たな実力をぶつけてきたのである

 

I Send A Messageや

Love Is (What I Say)、

Burn For Youなんかは、もろ演奏力が問われると思うんだよね

 

当時のわしにはまだ判らなかったゴスペルなんかも散らばさせていて

そんなことも知らずにでも好きになってた

 

数年後にレイチャールズと共演できたのもうなずける

 

Original Sinの音は当時から好きになれなかった

アルバム全体が気に入ってただけに、そう感じてたとは思うのだが

ナイルロジャースに依頼する前のテイクがあるのなら、ぜひ聴いてみたい...