03 tokyo calling

ほぼ音楽blog

がく氏に衝撃を与えたアルバム #31

 
 
 

正直、彼らにハマるとは思ってもみなかった

セカンドからのシングルとかは知ってはいたが
Prefab Sproutと同時期であり、メンバー構成も似てて


ヒットに恵まれたのは今回書くDeacon Blue
インディやネオアコファンから支持を得たのはPrefab Sprout、な感じか

ま、わしはインディ派なもんでやっぱPrefab Sproutだった



後追いながらだが
Deacon Blueはマンネリから挑戦したかったんだと思う

正直、今でも彼らの初期の作品らによる言葉は適切かはわからないが爽やか路線は好きになれない


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Whatever You Say, Say Nothing

リッキーロスにとってはブルーズやR&Bは得意分野だと思う
決してそれまでの爽やか路線が合わなかったわけではなく、挑戦という時期に好きなジャンルをぶつけてみた、そんな感じにもとれる


ただブルーズやR&B色はこのアルバムではそんなに濃くはない
わしにはそのアルバムからのシングルB面曲らがアルバムを越える出来栄えでお気に入りだ


アルバムの売りはなんといってもプロデューサーにPaul Oakenfold and Steve Osborneを起用したことだ

この起用からもバンド側が変化や挑戦の意気込みは感じとれる

グラブ系のプロデューサー兼アーティストであり
起用は異例だった
わかりやすい例ではHappy Mondaysのあの傑作を作り上げたは彼らだし、
その前からシングルとかで制作していた

Deacon Blueの場合は正直、比べられなかった
どう変化するのか?
面白半分な感じで購入したのを覚えている



へぇ~、な感じ
全く変な感じのではなく、
巧いな~、と

Paul Oakenfold and Steve Osborneも、完璧には自分寄りにはせずバンド色も消さず

アルバム自体は作った曲からPaul Oakenfold and Steve Osborneが上手くチョイスしている
と勝手にわしは思ってる

っていうのも、
シングルのB面などを聴くとこっちをアルバムに入れてもかっこいいのにと今でも思うし、リッキーロスらメンバーはこっちをアルバムに入れたかったんじゃないかな?

Pimp Talkingや、Paint In Red、Almost Beautifulなんか、むっちゃかっちょええで

リッキーロスの歌いかたは今でも大好きだ
[わかっている人の歌いかた]
って感じ

また後からではあるが、彼らの初期の作品も聴いている
彼らの姿勢は変わっていないことに遅かれ気づかされた

結局は
挑戦は当たっているのだろうが
[このアルバムブルーズっぽく行こう]、と決めたんじゃないかな?
そういう意味では彼らのプロフェッショナルさが確認できるアルバムなんじゃないかな、と




アルバムからのサードシングル12inchにはアルバムジャケのでかいポスターが付いていて
部屋に貼っていた