Khonnor
Handwriting
2004年
このアルバムは
17歳の若者が独りで作り上げたアルバムである
はるか離れた日本で
ただひたすら驚かされた
なんだろな、
彼の描いたものは
決してアーティストっぽくないのだ
聴く側からも彼の狙いがわかるから
聴く側をこれでもかと逆手に攻めることをしていないから
全く変な意味は無く
この共感が衝撃だったのである
アンビエントに散りばめたノイズの向こう側には
ほどよいヴェルベッツなサウンドにゴスペル色を贅沢にかぶせている
80年代、90年代前半がピークなわしには、時々襲いかかるつまらない空洞化されたような時に
いやいや、こんな奴らがまだおんねや
つまらない時代かもしれないが
捨てたもんやないな
と思わせてくれた
17歳の若者にな
世界はこのアルバムの存在を認識されているのであろうか?
歴史に刻まれているのであろうか?
刻まれていないのなら
わしが刻もう
2004年
最重要アルバム
Handwriting/Khonnor