クソなゼロ年代だった
そして業界も変わり始めていた
日本では噂が先行しがちだったが
じわじわ忍び寄るダウンロード勢
音も楽しみなのは当たり前で、
手にする喜びを更なる楽しみにしている者には
何にしがみつけばいいのかすら分からなくなっていた
ほんまに寂しさを通り越して怖かったね
あるアルバムがゼロ年代初頭わしを支えてくれた
アルバムというよりはその中の一曲なのだが
コラボアルバムなのだが
最初は軽はずみで買ったに等しかった
演奏に徹するのは
ヴォーカルをJad Fair
Teenage Fanclubはこのアルバムに参加する前に発表したアルバムが個人的に残念なアルバムだったこともあり正直、期待をしていなかった
とはいえ、だいぶ前には同じような感じでBlack FrancisとコラボEPを出しており、これが傑作だった印象もあり逆に期待をしていたわけでもあった
ただ、Jad Fairだ
彼の姿勢には理解できる
ただ、わしには彼の音楽は苦手だった
そんな合体コラボを聴いた
そない抵抗があるわけでもなく
しっくりとわしに囁くように目の前にくる
すんごいお気に入りになったわけでもないのに、聴きたくさせる
特に
Crush On You
Crush On Youさ
この曲から発しているグルーヴは凄い
わかりやすい盛り上がりによる凄さではなく
難しいが、この合体による最高傑作が、このCrush On Youなのだ
演奏に徹しているTeenage Fanclub
これが絶対に前に出てこないんだよな
しっかりと後ろにいることを徹している
この空気だけでもわかると
アルバム完成度が上がるってもんだ
年数を改めて見ると2001年か
そんな前になったんだ
Crush On Youばっか聴いてたのが、ついこのあいだみたいだ