03 tokyo calling

ほぼ音楽blog

アルバムとは



 
先日の裁判で
あるイギリスの超有名バンドが勝利した


じつは、わしにとっては以前から疑問視してた問題であり

いや、大問題だったが

この勝利には涙ぐむほど嬉しい自分がいた



アルバムを消したらいけない

アルバムの存在価値を消したらいけない

アルバムというの中に含まれている過程を消したらいけない


自由だ
勿論、自由

が、アルバムの中の一曲だけを購入することが当たり前になってしまっている現実

この事は以前から胸が痛む思いだった

同じ一曲でも話がシングルなら別問題だし、全然O.K.だと思うんだよな、わしは






冒頭の一曲目で決まりなアルバムもある

いや、
一曲目二曲目の繋がりで決まりなアルバムもある

いや、
四曲目の位置で決まりなアルバムもある

いや、レコード時代なら
A面最後の曲と盤をひっくり返しB面の一曲目という間で決まりなアルバムもある

一番最後の曲に
ある意味アルバムの全てを注ぎ込むアルバムさえもある


一曲のみを購入とは
アルバムを購入してないんだよな

その一曲だけの一曲に
どんな過程があり、どんな意図で作られたか、

また、曲順からしたらその曲がなんでその位置なのか、

言い出せばきりがないが
とにかくわしも一曲ごとに購入できるシステムには反対だ


アルバムを購入して
アルバム内のその曲を知ってほしい

その曲を知ったら前後の曲達が見えてくる
それを駄作だろうが傑作だろうが
興味があるなら先にアルバムを購入

う~んと...、ファンからしたら
アルバムという定義はそこだと思う


レコード会社はん
管理会社はん
アルバムに限って言わさせてもらう

FM放送とかでの一曲だけを録音とは違うんだ

消費と利益が直な話だ

アーティストは
アルバムの一曲だけを知ってほしく制作したわけではないということ


レコード会社はん
管理会社はん

曲が売れて儲けではないから

アルバムが売れての儲けだ

それが関係ないと言うなら
アーティストを切り捨てていると同じだ

契約がどうのこうの?
くそ喰らえさ

”シングル5曲も収録!”
”CM曲を多数収録!”

もうそんなアホなアルバム売り、日本だけやぞ....
ま、どーでもええわ....


アルバムというカテゴリーを残すつもりがもしあるなら

アルバムを大事にしてほしい


もはや、ジャケットを触る味わいも
壁に飾る味わいも捨て去られるであろう

だから
せめて


せめて

アルバムという存在を大事にしてほしい