03 tokyo calling

ほぼ音楽blog

がく氏に衝撃を与えたアルバム #33

 
 
 

1987年9月


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Love And Rockets

Earth・Sun・Moon


Mirror Peopleを気に入り、
アルバムを買いに19歳の田舎者は新玉川線に乗り渋谷へ

CDを買ったのはCISCO-CDショップだったよ~な

たしか、TVKでPVを観たんだと思う

そのMirror Peopleがアルバムのリードトラックだ

そんなカラーを求めての期待が当たり前
ほんまにそれを期待


が、アルバム全体に響くのは
渇いているのか湿っているのか暗く重々しいヴォーカルを中心としたシンプルな楽曲達だ


最初はほんまに期待外れでショックだったのを今でもはっきり覚えている



何か引っ掛かるのがあるのか
何回か聴き直す

じわじわくる

ゆっくりと
じわじわ




ラブロケが笑いながら

『お前、やっぱMirror Peopleみたいなのを期待した奴らの一人だな』

『いいから聴き直せ』

『聴き込まないとわかんねーもんなんだよ、俺らのアルバムってのはさ』

んで、
聴き込み、
期待外れから一転する

『わかったか』

『これがアルバムっつーもんなんだよ』

『期待外れっつーのはアルバムでは当たり前なんだよ』

『シングルとアルバムは違うんだよ』



当たり前だが
そんなことはわかっている

XTCのSkylarkingで聴き込まなければならないというのはクリアできていた

ってゆーか、Skylarkingは聴きやすかった

ただ、SkylarkingはMirror Peopleのようなものが無く、最初から期待外れというものも存在しなかった

まして、ラブロケのアルバムと向き合うのは正直初めてだった

勝手にアーティスト側の攻めになって聴き込みながら
何故こんなアルバムになったのか
勿論、制作意図などわかるはずがない

シンプルな楽曲達にも波があり、
2~3曲はいまいちに感じていた


が、そんな楽曲も含め全曲が凄い出来だと気付かされ

初めての
期待外れから一転、
お気に入りとなった第1号アルバムとなった



アルバムっておもしろい


そもそも
アルバムって奥が深い